みなさん。こんにちは。CARNAです。
今日は、不登校とトラウマについて書きます。
私は、今までたくさんの不登校の子どもたちのカウンセリングをしてきました。
その背景はさまざまですが、多くのケースで、学校で起きた不快な出来事が
きっかけとなって学校に行けなくなることがあります。明らかないじめではなくても、
友だち関係のトラブルや友だちの何気ない言葉に傷ついてしまう、先生の理不尽な叱責、
自分が怒られていなくても、クラスメートが大声で怒られているのを目撃するなど、そのきっかけは多岐にわたっています。一般的にトラウマというと、大きな事故や事件に巻き込まれてしまうことや、災害への遭遇、大切な人の突然の訃報など、命に係わる出来事であると
考えられていますが、大人にとってみれば日常の些細なことのように見えても、人生経験の少ない子どもにとってみたら、学校での傷つきというのは、子どもの生活場面の多くを占めているので、非常に大きなトラウマとなることがあります。私のオフィスでは、そんな傷ついた不登校の子どもたちがたくさん来ています。学校で起きた不快な出来事をEMDRというトラウマ治療の方法で処理していくと、上手く行けば短期間で不登校が解消することができます。先日も夏休み前に起こった出来事をきっかけにして6月頃から不登校だったお子さんが、夏休みの期間に集中的にEMDRをしたら、約一か月で改善することができ、二学期から元気に登校することができています。このケースでは、不登校になってから早めに対応したのが良かったのではないかと思います。対応が遅れると、二次的な弊害として、学習面の遅れや体力の低下、コミュニケーションの不足などが生じてしまいます。もし、不登校でお悩みの方がいらっしゃれば、是非一度、ご相談にいらしてください。心よりお待ちしています。