こんにちは。CARNAです。
11月に入り、今年も残すところ二か月足らずとなって参りました。
今年の最後を充実させて、いい締めくくりにしていきたいところですね。
さて、今日は「ネガティブな感情との付き合い方」についてお話ししたいと思います。
私のオフィスには、不安や憂うつ、怒り、悲しみなどのネガティブな感情に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
ネガティブな感情に振り回されてこまっていらっしゃいます。
そこで、まずはそのネガティブな感情について考えてみたいと思います。
「不安」や「恐怖」などの感情は、自分を守る防衛反応だと言われています。
何か危険なことが起こったり、自分に危害を加える敵が現れた時に、不安や恐怖の感情がなければ、
相手からの攻撃を避けて自分を守ることができません。
「怒り」も自分を守るため「戦う」という行動を引き出すものです。
私たち人間も動物の一種なので、敵が来た時の防衛反応として、「戦う」か「逃げる」か「凍りつく」の3つの反応が起こります。
つまり、ネガティブな感情は本能的に自分を守るための大切なものなのです。
また、深刻なトラウマを抱えている方の中に、感情を麻痺させて何も心が動かない、感情を感じられない人がいます。
それは、あまりにも辛くその感情を感じていると自分が壊れてしまうので、その感情を切り離して感じないようにしてしまうのです。
そういう方は、楽しい、うれしいといったポジティブな感情までも感じなくなってしまうのです。
ですので、ネガティブな感情を感じられるということは、素晴らしいことだということなのです。
とはいえ、激しい感情に振り回されることは、とてもきついですし、生活に支障が出ることもあります。
それでは、ネガティブな感情が出てきたとき、どうしたらいいのでしょう?
まずは、ネガティブな感情も自分の大切な感情だと認めることです。
例えば、「不安ちゃん」などと名前を付けて、「あ~、不安ちゃん出てきたね。こんにちは。」と話しかけてみることで、
少しその感情と距離が置けたり、俯瞰してみることができるのです。
「今、自分は不安なんだな。」とか「悲しいんだな。」と認めてあげることで、少し楽になるかもしれません。
それでも、なかなかうまく自分の感情とつきあえない方は、専門家の手助けを借りてみるのもいいかもしれません。
カルナでは、そんな方のサポートもしていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
カウンセリングオフィスCARNA(カルナ)
高野浩美