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若者のサポートしています。

こんにちは。
五月も中旬を過ぎ、過ごしやすい季節に
なって来ました。熊本では蒸し暑い日も
あり、気温の変化に戸惑っていますが、
みなさまはいかがお過ごしですか?

先日、月に一度の若者サポートステーション
のお仕事に行ってきました!
ここでは、15歳から39歳までの方を対象に
就労に向けた支援を行っています。

ここで出会う若者たちは、今まで様々な辛い
体験をしています。心が傷つき、誰も信じら
れずに、自己肯定感や自己効力感がかなり
低くなっています。中には、不登校を経験
されていたり、長くひきこもっていた方も
少なくありません。
そんな彼らもスタッフの温かいまなざしに
見守られる中、一歩ずつ前に進んでいます。

彼らは、「失敗したらどうしよう。」、
「出来なかったらどうしよう。」という
不安な気持ちが強く、なかなか前に進む
ことができないでいます。

そんな彼らに私は3つの言葉を伝えます。

「失敗しよう!」
「楽しもう!」
「そこから何か学ぼう!」

これは、SEのトレーニングで講師の先生
が言われた言葉なのですが、私たちはつい
「失敗したらダメ。」とか「上手くできない
とダメ。」という思い込みをしていることが
多いのではないかと思います。
誰でも最初から上手くやれる人はいないので、
もっと大らかな気持ちで、「失敗して当然だ。」
「もっと楽しもう!」と考えることができたら、
いろいろなことに挑戦できるのです。そして、
失敗しても、そこから学べばいいのです。

赤ちゃんは、歩き始めるとき、何度も何度も
転んでは起き上がり、歩こうとします。
一歩前に進めることが嬉しくてたまらないの
です。赤ちゃんは、歩くときに「失敗したら
どうしよう。」なんて考えません(笑)
歩くことは私たちの発達のプログラムに組み
込まれているのです。
そして、私たち人間は社会的な生き物なので、
社会的交流をもつことも本来備わっているの
です。しかしながら、彼らは様々な傷つきの
中で、自分の殻に閉じこもり、人との交流を
避けてしまうようになっているのです。

カルナでは、そんな傷ついた若者たちの心の
傷を癒し、必要な時はソーシャルワーカーや
関係機関につなぎ、社会へ踏み出すお手伝いを
しています。

もし、社会へ出ることへの不安がある方が
いらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。